5.尼子義久の家紋
平四つ目結
ひらよつめゆい
この家紋の判が押されているご城印
・月山富田城 がっさんとだじょう(島根)
目結紋の1つ。「鹿の子絞り」という絞り染めの染物で出来上がった模様を目結(めゆい)という。この目結が4つあるのが四つ目結。
「平」(ひら)というのは、この四ツ目はその名のごとく平らになっているということ。四ツ目結にも「隅立て」という角を立てて、四角い目結が斜めになっているデザインがある。
佐々成政がこの「隅立て四ツ目結」の家紋を採用。
目結紋のもとになった「鹿の子絞り」とは
四角の模様が4つ並んでいます。この四角い模様は「鹿の子絞り」という絞り染めでできた模様を表しています。「鹿の子絞り」は日本の染物の伝統技法の1つです。
布をつまんで糸でしばります。染め終えたあとにこの糸をほどくと、染め残りの部分が白くなります。