23.斎藤道三の家紋
二頭立波
にとうたつなみ
この家紋の判が押されているご城印
・岐阜城(岐阜)
大きく立った波を図案化したもの。斎藤道三自らがデザインしたとされる。左右の小さな丸は波しぶきが立っていることを表現。
斎藤道三は美濃の国の戦国武将であり、今でいう岐阜県にあたる。海なし県なので海はない。
波紋(浪紋)とは
- 染物や着物の世界で有名な波模様といえば青海波です(「せいがいは」と読みます)。ハンカチや手ぬぐいの柄にもなっているので、見たことのある方は多いと思います。
- ただ、波紋を採用する戦国武将は斎藤道三以外まずみかけません。
- 青海波は、穏やかな広い海を表しているかのような柄です。無限に広がる波の文様が今後もずっと平穏や平和な暮らしが続くかのようなイメージを抱かせてくれます。
- しかし、斎藤道三の二頭立波の家紋は、波しぶきの立った状態が平穏な暮らしとは正反対のダイナミックさを感じさせる武士的な家紋になっています。