32.伊達政宗の家紋
竹に雀(仙台笹)
たけにすずめ(せんだいざさ)
この家紋の判が押されているご城印
・鶴ヶ城(会津若松城、福島)
笹紋の1つ。雀を一緒に描いた「竹に雀」は10.上杉家と同様。
「仙台笹」では、笹の葉が円の形で描かれた竹の外側にも描かれているのが上杉家の「竹に雀」との違い。
「竹に雀」の家紋とは
ーなぜ伊達家の家紋と上杉家の家紋は似ている?ー
- 伊達藩の伊達政宗の大叔父が上杉家に養子に入る話がまとまった際、上杉家から伊達家に「竹に雀」家紋が贈られました。その後、その養子に入るという話は破談にはなったのですが、伊達家ではその後も「竹に雀」の家紋を使い続けました。
- 次第に両家の家紋に違いがみられるようになっていったのですが、基本は「竹に雀」です。
なお、伊達家の家紋はこれだけではありません。伊達家では時期によって家紋に変遷があり、また使い分けも行われていました。
三引両紋、竹雀紋、菊紋、桐紋、九曜紋、雪薄紋(ゆきすすきもん)、牡丹紋(ぼたんもん)蟹牡丹(仙台牡丹)という8種類の家紋が用いられていたとされています。
参考:伊達家伯記念會