16.片倉景綱の家紋
ばら藤に井桁
ばらふじにいげた
この家紋の判が押されているご城印
・白石城 しろいしじょう(宮城)
藤紋の一つ。藤の花の中に井桁を配置したデザイン。井桁とは4本の木で「井」の字に組んだ井戸のフチ(フレーム)のこと。
人にとって水は生きるために必要不可欠。そのため、井戸の周りには自然と多くの人が集まり住むようになりました。
藤紋とは
- 藤紋にもいろいろな種類があります。このサイトでもこの片倉景綱以外に黒田官兵衛・長政の家紋が藤紋です。
- 実際の藤の花のご覧になったことがある方はおわかりのとおり、藤の枝葉と花は下に枝垂れます。しかし、枝垂れるのは下降、つまり運気が下がることを意味する、ちょっと縁起の悪いデザインです。
- そのため、藤紋の初期は「下がり藤」なのですが、次第に藤のツルが上を向いた「上がり藤」の家紋が生まれていきました。この「ばら藤に井桁」紋も上がり藤です。。