21.小早川隆景・秀秋の家紋
左三つ巴
この家紋の判が押されているご城印
・岡山城(岡山)
・三原城(広島)
・新高山城 にいたかやまじょう(広島)
巴紋の一つ。巴とは弓を射るときに腕を保護する革製の武具(=鞆という)を図案化したものとされる。巴が3つ並び左回りに流れているのが左三つ巴。向きが逆の右三つ巴の家紋も存在する。
巴紋とは
- 巴紋はよく神社で描かれているのを見かけます。また、太鼓のたたく部分に描かれていることもあります。太鼓に描かれた巴は武具としての鞆ではなく、カミナリ(雷)を表しているといわれています。
- また、この家紋は渦巻きにも似ているため、水軍として海上に活動範囲を広げ海の安全を祈願する戦国武将がこの家紋を採用している例があります。じつは、小早川水軍も隆景の代に毛利水軍の中核を担っていました。小早川隆景は毛利元就の三男であり、養子となって小早川家を継いだという経緯があります。
- また、このほかに水軍として有名な戦国武将には九鬼家(九鬼嘉隆)がいます。この九鬼家の家紋も巴紋(左三つ巴)です。