丸亀城
丸亀城は、香川県丸亀市に位置する日本の名城で、現存天守を持つ貴重な城の一つです。その歴史と特徴を以下に詳しく解説します。
|丸亀城の歴史
築城と初期
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1597年(慶長2年)
丸亀城は、豊臣秀吉の家臣であり讃岐国の領主となった生駒親正によって築かれました。当初は高松城の支城として建設されましたが、規模は小さく、簡易な構造でした。 -
1615年(元和元年)
徳川幕府による「一国一城令」により廃城となり、一時的にその役割を失います。
再建と京極氏の時代
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1637年(寛永14年)
島原・天草の乱後、讃岐国を統治する必要性が高まり、丸亀藩主となった山崎家治が城を再建しました。 -
1658年(万治元年)
京極高和が丸亀藩主となり、以降の京極氏が明治維新まで城主を務めます。この時期に現在残る天守や石垣が整備されました。
明治以降
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1873年(明治6年)
廃城令により丸亀城は取り壊されることになりましたが、天守や石垣は残されました。その後、公園として整備され、市民に親しまれる存在となります。 -
2021年
長年の風雨や地震などで石垣が崩落する被害が発生し、現在も修復作業が続けられています。
|丸亀城の特徴
現存天守
丸亀城は、日本全国で12しか残っていない「現存天守」を持つ貴重な城です。1660年(万治3年)に完成した木造の3層3階建て天守は、日本最小規模ながら優雅で美しい姿を誇ります。
石垣の美しさ
丸亀城最大の特徴は、その石垣です。高さ約60メートルにも及ぶ石垣は、「扇の勾配」と呼ばれる曲線美を持ち、日本一高い石垣として知られています。螺旋状に積み上げられた石垣は、防御力と美観を兼ね備えています。
縄張り構造
丸亀城は「渦郭式」と呼ばれる独特な構造を持ちます。本丸へ到達するには螺旋状に進む必要があり、敵を迷わせる工夫が施されています。
