松阪城跡
松阪城跡は、三重県松阪市に位置する国指定史跡および日本百名城の一つです。
松阪城跡は、戦国時代から江戸時代にかけての歴史を今に伝える貴重な遺構であり、石垣の技術や武家屋敷の様子を今日に伝える重要な文化財となっています。
松坂城の石垣と桜
歴史
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1584年(天正12年)に戦国武将の蒲生氏郷によって築城。
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築城場所は「四五百森」(よいほのもり)と呼ばれる小さな高い丘の上です。
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江戸時代初期には松坂藩の居城となり、後に紀州藩の城代が置かれました。
小高い丘の上にある天守跡
構造と特徴
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三重五階の天守を置いた本丸を四五百森北峰に配し、その南側に二の丸が置かれていました。
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東に大手門、南に搦手門を配し、外郭に深田堀と水堀を巡らせていました。
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石垣は近江国の石工集団「穴太衆」(あのうしゅう)によって施工され、「野全域」「打込み」「算木積」などの工法が使われています。
穴太衆による石垣
現在の状況
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1871年の廃藩置県により廃城、1877年の火事で二の丸御殿を焼失。
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現存する建造物はほとんどなく、豪壮な石垣が主な遺構として残っています。
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城跡は現在、城址公園として整備されています。
城址公園として親しまれている松坂城
見どころ
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穴太衆によって築かれた見事な石垣
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「御城番屋敷」:江戸時代の武家屋敷として最大規模を誇り、国の指定重要文化財に選定されています。
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隠居丸跡にある本居宣長の旧宅「鈴屋」と近くの本居宣長記念館
石垣だけでも一見の価値あり
春になると桜が見ごろに
